技術カンファレンスにたくさんプロポーザルを出してわかったこと
2024年は技術発信を頑張っています。ブログを書いたり記事を書いたりLT登壇したりカンファレンス登壇したり。
カンファレンスに登壇したのは今年が初めてだったので、期待通りの効果もあれば思いがけない効果もありました。
ちなみに、「技術発信を頑張ろう」と思った動機は大体↓のような感じです。
- アウトプットを通して知識を定着させたかった
- 議論を通してより深い知識を得たかった
- エンジニアとして個人のプレゼンスを高めて知り合いを増やしたかった
プロポーザルを提出した技術カンファレンス
- CloudNativeDays Summer 2024
- 大吉祥寺.pm
- Developers Boost 2024
- builderscon
- YAPC::Hakodate 2024
- techRamen 2024 Conference [採択]
- SRE NEXT 2024 [採択]
- Rust Tokyo 2024 [審査中]
- TS Kaigi Kansai 2024 [審査中]
今のところ、通過率は2/7で30%弱といったところです。
プロポーザルをたくさん出して分かったこと1
一つ目は、『プロポーザルネタは「プロポーザル出そう」と思わないと降ってこない』ことです。
僕はエンジニア6年目ですが、今まで『業務で学んだこれは非常に役に立つから技術カンファレンスで登壇して知見を共有したい』と自然に思ったことは一度もありません。
この理由はいくつかあって、
- 自分が業務等で学んでいる知識の価値が高いことを自分で分かっていない
- 断片的に学んでいて整理していないのでプロポーザルネタとして昇華されていない
ことが大きいです。自身の知識の中に材料はあるものの、活かせていないというイメージです。
僕の場合は、プロポーザルを出すタイミングでやっと材料を活かして料理になっています。「プロポーザルを出そう」と思わないと、そのタイミングが来ないことが多いです。(普段から技術記事を書いていたり勉強会に登壇していたりすると違うのでしょうが)
また、プロポーザルやスライドに落とし込むタイミングで、「自分がやってたことは面白いことだったんだな」と後から気づくことも非常に多くあります。「世間から見たら技術的に面白くても、自分がそのことに気づいていない」のは結構あるあるな気がしていて、技術カンファレンス登壇を通して普段の仕事へのモチベーションが上がるというライフハック効果もあったります。
プロポーザルをたくさん出して分かったこと2
二つ目は、『意外と技術レベルが高くない(初学者向けも多い)し、目新しくなくても良い』ことです。
今時、インターネットをちゃんと探せばほとんどの情報は載っています。インターネットに乗っていないユニークな情報を頑張って話す必要はありません。
断片的には情報が散らばっていても、それを整理して、他の人とは違う観点から話をすれば良いので、似たような話がQiitaの記事になっているからと言って、プロポーザルを引っ込める必要はありません。
また、技術レベルに関しても専門家レベルである必要はありません。初学者向けのセッションも募集されています。
プロポーザルをたくさん出して分かったこと3
三つめは、『技術カンファレンスは通るし落ちる』ことです。
技術カンファレンスの採択率は、大きなところだと20%程度です。そして、この採択率についてですが、『技術レベルの高いプロポーザル上位20%が採択される』わけではないと感じています。技術カンファレンスは、分野や技術レベルなど様々な観点からバランスをとって採択されます。(と書かれていることが多い)
つまり、この20%に大きなハードルを感じる必要はなく、5件出したら1件採択されるくらいの気持ちでプロポーザルを提出したほうが良いのではないでしょうか。
採択されたプロポーザルを眺めていても、「このプロポーザルめっちゃ面白そうなのに採択されなかったのか」と感じることもあるので、採択されなかったとしてもそんなもんだと思った方がよさそうです。
また、プロポーザルを複数提出するというのは採択率を上げる良い方法だろうなと思っています。複数応募可な技術カンファレンスは多いですし、「バランスを取りたい」という運営の気持ちを考えると悪いことはなさそうな気がします。
プロポーザルをたくさん出して分かったこと4
四つ目は、『締め切り駆動が正義』なことです。
やはり締め切り効果は重要です。モチベーションを上げる非常に重要な方法で、僕個人においては、こういった期限が決まっているやり方のほうが、自由にやれてしまう技術記事執筆やブログ執筆よりもあってる気がします。
プロポーザルをたくさん出して分かったこと5
五つ目は、『技術カンファレンスで議論するのは結構難しい』ことです。
技術カンファレンスでは幅広いバックグラウンドを持った方が集まるので、特定の領域で深い議論をすることは結構難しいです。「幅広く色々な話が聞ける場所」と考えていた方が良いと思います。
最近だと、Web Developer Conference 2024 などはニッチな話が多そうだったので、深く議論がしたい人はこういうカンファレンスに参加するとよいかもしれません。
おわり
技術カンファレンス登壇について感じたことをまとめてみました。LT登壇などもちょこちょこやっていますが、自身の知識を定着させるのにはとても有効でお勧めです。
よりよい技術発信ライフを。